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ヨガワークスのTTの通訳 川原朋子

川原朋子さんにインタビュー

【プロフィール】

川原朋子(かわはらともこ)。フリーランスで活躍するヨガ専門の通訳・翻訳者。ヨガインストラクターとしても活動中。NPO「ヨガ古文書保存プロジェクト(YCIP)」日本支部共同代表、「YAM(Yoga And Music)東北」実行委員を務めるなど、マットを超えたヨガの普及に力を注ぎつつ、ヨガが身近でない場所にヨガを届ける活動をライフワークとしている。ヨガのフリーペーパー『YOGAYOMU』ウェブサイトにて、ブログを連載中。

はじめてヨガワークスのTTの通訳を引き受けることになったとき、どう思われましたか?

一日計8時間のクラスを一人で通訳するという大役でしたので、身の引き締まる思いでした。3月集中コースはそれを平日毎日。4月週末コースは3ヶ月の間ほぼ毎週末。喉のコンディションや気力、体力含めて、体調管理が肝心です。事前準備として、段ボール一箱分の英語と日本語のマニュアルが届いたときは正直驚きましたが、その内容の濃さから、素晴らしいトレーニングであることがすぐに分かりました。

担当した講師CaitlinとRomyの印象を教えてください。

流派や指導スタイルの違いはあっても、二人ともそれぞれ本当に素晴らしい講師だと思いました。プラクティスの基盤がアイアンガー・ヨガにあるCaitlin先生は、アライメントやポーズの中での身体の使い方への指示がとても細かく、的確です。身体の位置を教えるだけでなく、なぜそうすべきなのか、必ず理由を説明し、大切なポイントはクラスの中で繰り返し、繰り返し押さえながら進むので、受講生の皆さんたちにもとても分かりやすかったと思います。アヌサラ・ヨガの指導者養成コースも終了していて、アーティストとしての顔を持つRomy先生は、ダイナミックでパワフル。常にポジティブなエネルギーを発していて、トレーニングが進むうちに、言葉の壁を超えて受講生の皆さんがますますそこに魅了されていく様子は、見ていてとても微笑ましかったです。どちらの先生も誠心誠意、自分の持てる全てで受講生の皆さんに向き合い、ハートで語りかけてくださることがとても印象的でした。

ヨガワークスTTの良い所、おすすめしたいところは何ですか?

何と言っても、トレーニングそのもののクオリティの高さです。アメリカの老舗ヨガスタジオが、長年かけて構築し、しかも毎年改良を重ねているプログラムには定評があります。一流の講師が来日し、そのトレーニングを日本にいながら受講できるというのが大きな魅力だと思います。

TTの通訳で一番気を付けていらっしゃることはなんですか?

TTでも、通常のクラスでも、ワークショップでも、通訳の基本は変わりません。私たちの役目は、言葉を超えて、話し手と聞き手を繋げること。そのためには、まず自分と話し手、自分と聞き手との間に繋がりを築くことが大切です。通訳は、話し手と聞き手の耳になり、口になる立場ですから、そのどちらとも、信頼関係で結ばれていることが一番大事なことだと思います。

今までTomokoさんがヨガの通訳をはじめたきっかけはなんですか?

ヨガの生徒として、東京でインターナショナルなヨガ・コミュニティの一つとして知られている目黒のSun & Moon Yogaに通い始めたことがきっかけです。オーナー兼ディレクターのリザ・ロウイッツ先生がアメリカ人ということもあり、講師陣や生徒さんに外国人が多く、バイリンガルや、外国語に興味がある日本人の生徒さんたちも大勢通っています。ある日突然リザ先生から、ヨガフェスタのクラスで通訳をしてくれないかという依頼があり、それが私のヨガ通訳者としてのデビューになりました。2008年秋のことです。

印象に残っているTTでの場面はどんなところですか?一番思い出に残っているのは?

トレーニング中盤でのCheck-in Circleと、最終日のティーチングの実技課題です。Check-in Circleは、200時間のトレーニングがちょうど折り返しに入るタイミングで、受講生の皆さん一人ひとりに、そのときの想いを言葉にして全員で分かち合ってもらいます。時と共にトレーニングでの内容も密度が増し、課題も増え、肉体的にも精神的にも疲労が蓄積して行く中、一人でこのトレーニングを受けているのではないということ、自分と同じように同期の皆も一生懸命で、同じように悩み、苦しんでいる事実を伝え合うことで、一人ひとりが新たな殻を打ち破り、グループとしての連帯感を増していきます。最終日のティーチングは、このトレーニングの集大成のようなもので、受講生全員が入れ替わり立ち替わり指導者のマットに立ち、事前に割り当てられたポーズや短いシークエンスを、他の受講生の皆さんを生徒にして教えます。内側も外側も、トレーニング初日とは大きく変容している姿を目の当たりにして、感動で胸がいっぱいになる瞬間でした。

この長丁場の1日、疲れることも多かったかと思いますが、いつも笑顔で楽しんでいらっしゃいましたよね。その秘訣はなんですか?

通訳はただ言葉を訳すだけではなく、トレーニングという場を共有させてもらうことで、講師や受講生の皆さんから多くのものを受け取らせてもらうとても恵まれた立場にあります。Caitlin先生、Romy先生の指導はいつも愛と情熱に溢れ、受講生の皆さんはヨガの実践や学びを通して、それぞれ見事な成長を遂げました。その姿にたくさんのことを教わり、たくさんのインスピレーションをもらいました。それは、ヨガ通訳者としてだけでなく、ヨガの指導者、そして一人のヨギとしても、かけがえのない財産です。皆さんのそうしたエネルギーに支えられていたからこそ、ハードな仕事も最後まで責任を果たすことができました。とても感謝しています。

担当したTTの生徒さん、これから受講を考えている生徒さんにメッセージを送るとしたら?

TT卒業生の皆さんには、マットの上か外かに限らず、このトレーニングで自分が身を以て学んだことを通して、ぜひヨガを伝える役目を担って欲しいと思います。まだヨガをしている人としていない人の数を比べれば、後者が圧倒的に多い訳ですから、ヨガをしている私たちに求められていることはたくさんあります。マットの上での指導をしていく皆さんとは、これからは同じヨガ指導者の一人として、切磋琢磨できるのを楽しみにしています。これから受講を考えている生徒さんたちには、ぜひ思い切って最初の一歩を踏み出してもらいたいと思います。世の中にはまだヨガをしていない、ヨガに出会っていない人の方が比較にならないほど多いことを考えれば、ヨガ指導者の需要も同じです。自分のプラクティスを深めるという意味でも、このトレーニングはとても有益だと思います。

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